正月に子供が「どこかに行きたい」と言うので、家族でデパートに出かけました。
いつもテンションが上がると店内を走ってしまうので、毎回「走らないで」、「迷子になるよ」と言い聞かせていたのですが、5歳になっても直りません。
そんな中、初めて子供が迷子になってしまい、デパートで迷子放送をかけてもらう体験をしました。
数分間の出来事でしたが、ヒヤリとしました。
1人で走っていき、追いつけない
最近、子供は手を繋いで歩くのを嫌がるようになりました。
「1人で歩きたい!」、「好きなところに行きたい!」という自立心や自我が強くなってきた気がします。
きちんと歩いてくれればいいのですが、特に遊びに行くときは1人で走り出してしまい、いくら「歩こうね」と言っても聞いてくれません。
力も強くなり、無理矢理手を繋いでも振り払われ、嫌がって大声で叫ぶので、困っていました。
今回、迷子になってしまったのは、デパートのゲームコーナーで遊んでから買い物に行こうとした時です。
楽しくてテンションが上がっていたのか、目的の店まで走り出してしまい、追いつけずに見失ってしまいました。
ほんの数メートルの距離で、店の方まで走って行くのを見たので、「まあ店内にいるだろう」と思ったのですが、中を探しても見当たらず。
家族と付近をしばらく探しても姿が見えず、どこか別の場所へ行ってしまったのだと焦りました。
初の、迷子放送をお願いすることに
近くの店員さんに、「子供とはぐれてしまって・・・」と声をかけると、「担当部署から放送をかけてもらいますね」と、慣れた対応をして頂きました。
ちなみに、聞かれたことは
名前 性別 年齢 服装の特徴など です。
担当部署にはすぐに連絡してもらえ、「○○な服装の、5歳の女の子○○ちゃんが迷子になっており、お母様がお待ちです。見かけた方は定員までお声がけください」という、デパートなどでよく聞く内容の放送がかかりました。
待っている間も、時々「心配ですよね」と気遣って頂き、ありがたかったです。
1度目の放送で見つからず、不安になる
1度目の放送後、しばらく待っても見つかったという連絡がなく、その時点でかなり不安になりました。
家族も同じ階を回って探してくれていたのですが、なかなか見つからず、「変な所に行ってしまっていたらどうしよう」、「きっと泣いているだろうな・・・」とやきもきしてしまいました。
結局、2度目の放送をかけてもらっている最中に、家族が見つけて連れてきてくれました。
いなくなってから時間にして15分くらいでしたが、無事に子供が歩いてくるのを見て、とても安心しました。
意外にも子供は泣いておらず、どこでもらったのか、大きな風船を持っていました・・・。
「心配したんだよ」と子供に伝えたら、子供もやはり心細い思いをしたようで、その時に初めて大声で泣き出しました。
後で聞いた話では、私たちとはぐれたと思い、自分を置いて帰ってしまうのでは・・・と心配になって探していたそうです。
「風船をもらった時、お店の人に『ママがいない』って言わなかったの?」と聞いたら、「言うのが恥ずかしかった」、「自分で探そうと思った」との答えが返ってきて驚きました。
子供はほとんど人見知りしないタイプで、初対面の人にも平気で話しかけるので、そんな風に考えるとは思っていなかったからです。
普段から「もし迷子になった時はお店の人に言うんだよ」と伝えていたのですが、いざそんな状況になると、子供も思わぬ行動をする可能性があることに気付かされました。
その日は、子供も怖い思いをしたことから、素直に手を繋いで帰りました。
迷子になっても、まだまだ走ってしまう子供
迷子になった経験をしても、子供は相変わらず1人で歩きたがり、店内で走ってしまうこともしばしばあります。
「走らないで」と優しくお願いしても、怒って伝えても、どうしても静かに歩いてくれません。
何度も何度も言っているのに、どうして伝わらないのかと、日々悩ましく思っています。
本当に、どうにかする方法があったら知りたいです!
子供がきちんと理解してくれるようになるまで、根気強く伝えていくしかないのかな・・・と実感した出来事でした。
コメント