愚痴を言っても、余計イライラするだけの話

育児

 仕事や育児のイライラや疲れから、夫や実母に愚痴を言ってしまうことがよくありました。

 ですが、話した後はスッキリするかというと、そんなことはなく・・・。

 大体嫌な雰囲気になり、余計イライラして終わります。

 自分と相手は違う人生を生きてきた他人で、どうしても理解できないこともあります。
 そう気づけてから、なるべく愚痴は言わない方がいいなと考えられるようになりました。

 以下、そう思うに至った私の実体験です。

こちらの話をしていても、すぐに自分の話にすり替えられる

 私の実母が特にそうなのですが、私が「職場でこんな事があって〜」と話していると、「私の会社でもね・・・」がすぐに始まり、実母の愚痴にすり替えられてしまいます。 

 私が「いつも自分の話に持って行こうとする」と不満を言うと、「そんなつもりはない」「じゃあ『そうだね』ってただ聞いてればいいのか」と反論されます。

 そこで私もカッとなってしまい、言い合いになってしまうパターンがよくありました。

今が辛いという、自分の状況を理解してもらえない

 育児中は、思うように眠れなかったり、やりたいことができない事が多く、そんなモヤモヤをつい口に出してしまうことがあります。

 夫に話すと、「こうすればいいんじゃない」とアドバイス的な事を言われるのですが、私からすると的外れなことばかりでした。

 夫は「同じ部屋に誰かがいると眠れない」との事で、一度も子供を寝かしつけたことがないような人です。

 実際にやってないのに、アドバイスされてもな・・・という反抗的な気持ちになってしまい、素直に聞けません。

 そして実母に話すと、また「私の時も辛かった」が始まり、最後は「みんな同じよ」で終わります。

 私の気持ちを聞いて欲しかったんだけどな・・・と、むなしい気持ちになるだけでした。

結局、自分の気持ちをわかってほしいだけ

 毎回こんな感じでモヤモヤする事が多く、逆に「自分の話をちゃんと聞いてもらえない」と不満ばかり溜まってしまいます。

 話したことに対して否定的な意見を言われると嫌な気分になりますし、自分の気持ちをわかってもらいたくてムキになってしまい、喧嘩して収拾がつかなくなることもよくありました。

 最近、「愚痴を言っても嫌な気分にしかならないし、面倒くさい事になるだけだな」と考えるようになりました。

「私は、ただ自分の話を否定しないで聞いてほしいだけなんだ」
「自分も相手の期待通りに振る舞えないのだから、相手に期待しても意味はない」
と気付いたからです。

 相手が自分の思うような反応をしてくれないとがっかりしたり、「どうしてわかってくれないんだ」と怒りを感じたりすることも多かったのですが、逆に「自分が相手の望むように話を聞けるか?」と考えてみたら、できていないと思いました。

 自分も夫や実母がこれまでの人生をどのように生きて、どんな考え方を持って行動しているかなどわかりませんので、理解できないことに対してはどうしても同意できないからです。

 自分も他人の愚痴を延々聞くのは苦痛ですし、「何でそんな風に考えるんだろう」と感じることもよくあります。
 自分も相手を理解できないのに、自分には同調してほしいと考えるのも傲慢ではないか・・・と思いました。

 気持ちを吐き出したいだけなら、ノートにでも書いてみるか・・・と考え、100均で適当に買ったノートに思いつくままぶちまけてみると、気持ちがスッキリ。

 何を書こうが自由で、他人に意見されることもありません。
 そして、後から冷静になって見返すと「自分はこんな事が嫌なんだ」と気づけます。

 頭ではそう思っていても、時にはつい愚痴をこぼしてしまうこともありますが・・・。

 自分のためにも相手のためにも、愚痴は控えめにしようと思います。

 

 

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