ドラッグストアで働いてみたいけれど、具体的にはどんな仕事をするのか?
そんな疑問をお持ちの方に向けて、現職の立場で説明したいと思います。
私は、某ドラッグストアの正社員として中途入社し、現在は出産を経て時短正社員として働いております。
登録販売者としての勤務期間は、14年ほどになります。
主な仕事一覧
①基本的に、毎日行う仕事
・開店準備(清掃・朝礼など)
・レジ&レジ締め
・品出し&補充
・接客(登録販売者の場合、医薬品のご説明を行うことも)
・閉店準備(清掃・見切り品のチェックなど)
②毎日ではないが、必要な時期に適宜行う仕事
・チラシの準備(商品の確保・POP作成・POP貼りなど)
・期限チェック
・売り場作り
・商品の発注(自動発注の場合もありますが、追加で必要な事もある)
③頻度は少ないが、大がかりな仕事
・棚卸し
・棚替え
企業によって多少の差はあるかと思いますが、大まかに分けますと、このような感じになります。
以下で、詳しく書かせて頂きます。
①基本的に、毎日行う仕事について
レジ締めに関しては主に社員がする事と思いますが、清掃・レジ・接客・品出しは基本なので、パートさんやアルバイトの方も確実に行います。
開店前にまず連絡事項などを伝える朝礼を行い、その後、当日のスケジュールに沿って仕事を進めていきます。
品出しは、飲料やティッシュ・トイレットペーパーの箱など重い物もありますので、荷物が多い日は結構大変です。
ですが、アラフォーで学生時代は体育の成績底辺の自分が10年以上続けられているので、決して特別体力がないとできない訳ではありません。
接客業ですので、様々な年齢、性格の方が来店されます。
店舗の客層も様々ですが、聞かれる内容として多いのは「商品はどこに置いてあるか」「商品の使い方」「どの薬がいいか選んで欲しい」などです。
医薬品のことを尋ねられたら、資格を持っていない場合は資格者に交代します。
時々イレギュラーとして、「○○を取り寄せて欲しい」「血圧計が動かないので見て欲しい」と言われたりすることもあります。
②毎日ではないが、必要な時に適宜行う仕事について
売り場作りや発注に関しては、パートさんやアルバイトの方にどこまでお任せするか、企業・店舗によるかと思います。
私の勤めております店舗では、基本の業務に慣れてきた後に、パートさんにも食品・日用品・ベビー用品など、売り場の担当をお任せしています。
売り場担当になった場合、商品の発注や陳列、在庫管理などを行うことになります。
最初は戸惑うかもしれませんが、仕事を続けていくと、何が売れ筋でどのくらい発注すればいいかわかるようになってきますので、慣れれば難しくはありません。
また、ドラッグストアは薬・健康食品・食料品など期限のある商品も多く取り扱っているので、定期的な期限チェックは欠かせません。
期限切れ商品の販売は信用問題にもなりますので、注意深くチェックを行います。
③頻度は少ないが、大がかりな仕事について
棚卸しは、最低でも年に一回は行います。
利益の計算を正確に行うために実施しますので、漏れのないよう店舗内の在庫をカウントしていきます。
企業によっては、専門の業者に頼むこともあります。
ですが、業者に頼む場合でも、正確に数をカウントできるよう、予め売り場の整理を行っておく必要があります。
棚替えは、売り場に陳列する商品の追加・削除をしたり、陳列の場所を変更することです。
季節によって売れ筋の商品が変動したり、新商品が入ったりしますので、それに伴った売り場に変更していきます。
主に春夏の棚・秋冬の棚といった具合に、半年に一回行います。
その季節で売れるもの・売りたいものの場所を目立たせ、売れないものは品数を減らしたり、目立たない場所へ変更となります。
基本的に、会社の指示がありますので、その通りに並べ替えていく感じです。
まとまった時間が必要な作業となりますので、パートさんやアルバイトの方にも手伝って頂く場合もあると思います。
以上、企業によって多少の違いはあるかと思いますが、少しでもドラッグストアでの仕事内容のイメージが湧きましたら幸いです。
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